開業準備中に考えておくこと②顧客にどのようなニーズがあるか

みなさん、こんばんは。税理士KRYです。この週末は家族と過ごしてリフレッシュできました。(IKEAのテレビ台を組み立てたのですが、苦戦しました。。。若干の筋肉痛です笑)

それでは、また平日毎日更新ブログ再開したいと思います。

前回のブログでは、起業家側(サービス提供側)の視点で、どのような顧客をターゲットにするか、について記載しました。今回のブログは、お客様側からの視点で、どのようなサービス、商品にニーズがあるかについて考えてみたいと思います。

顧客目線の重要性

起業直後の実績のない企業(事務所)が安定的に売上を上げていくためには、自分目線でのサービス、つまり単に自分が得意とするもの(いままでの経験から提供できるもの)を提供すれば良いわけではなく、『真にお客様が必要とするサービス』を、『適正価格』で提供していく必要があり、これを事前に突き詰めて検討しておく必要があると考えます。また、本来はこれに『同業他社が提供していないサービス』が付加されていることが、売れるサービス開発なのだと考えます。このあたりの分析はまた改めてブログにてまとめることとして、本ブログのテーマである『顧客にどのようなニーズがあるか』について、税理士事務所目線で3つあげたいと思います。

経営の相談に乗ってほしい

経営者は常に孤独であり、厳しい経営環境の中、自身の責任で会社の経営を左右する重要な判断を下さなければなりません。このような経営者がプレッシャーと戦う中で、経営者が信頼して相談をすることができる(相談をしたいと考えている)のが、会社の財務状況・経営状況を客観的に把握できる税理士ではないでしょうか。経営者の悩みは、事業拡大(売上増加)の手法、雇用に関する問題、資金繰りなど、数えればキリがないものと思います。狭義な意味では税理士の範疇ではないこのような課題に対して、ひとり税理士が有効な答え(コンサルティング)をすべて提供できるとは思いません。しかし、少なくとも継続して「生きた」経営事例を継続的に収集することや、複数の問題を解決できるよう、信用できる他士業・コンサルタントとの連携を構築して対応すること、なによりも経営者の良き相談相手となれるよう、親身になって対応することを心掛けて日々のサービスを提供することが必要と考えます。

税金を払いたくない(節税したい)

これが軌道に乗っている経営者が真っ先に税理士に相談したいと考える悩みと思います。不要な税金の支出することがないよう、「適切な納税」を行うことは税理士の本業として当然であり、腕の見せ所ではあると思います。しかしながら、一方で、経営者とすり合わせなければならない認識があります。それは、「なんのための節税なのか」です。

本来、節税とは不要なCashoutを削減し、将来ための内部留保(手元資金)を最大化することが目的と思います。この目的のために節税を行うのにも関わらず、「節税」という目的のために経営上本当に必要であったか疑わしい設備投資や経費を増やすことにより利益を削減することができたとしても、結果的にこの手元資金の最大化は図れません。そのため、たとえある程度の納税が発生したとしても、適正な設備投資、経費支出を行った方が本来は最適な経営手法である可能性が高いことは往々にしてあることかと思います。まずは節税=経費を増やす、という概念からまずは考え方を正した上で、最適な節税プランニングを提供していく必要があると考えます また、余談とはなりますが、「節税」と「脱税」の境界線には必ずしも明確な線引きがない取引もあり、いわゆる「グレー」と呼ばれる節税手法は数限りなくあります。少なくとも私はグレーと呼ばれる手法を多用した節税コンサルを行いたいとは考えていません。このような節税と脱税のあいまいな境界線を経営者に理解してもらえるように、またそうでないお客様(違法性の高い節税を求められるお客様)とは一線を画しながら、税法上明確に認められている節税手法を用いて、最適な節税サービスを提供していきたいと思います。

経理業務をアウトソーシングしたい(効率化、省力化したい)

本日業務後に懇親会をさせていただいたお客様が、まず最初に挙げられた悩みがこの「経理業務の効率化、省力化」でした。 これは、起業後10年以上が経過し、安定して売り上げが5億円を超えてきた中で、経理業務がある一定の担当者に俗人化する傾向にある企業様に生じる悩みと思います。日本経済の少子高齢化や働き方改革、そもそも「経理」という業務の人気の低下に伴い、経理・税務業界は深刻な人手不足であることは前回のブログでも触れた点ではありますが、この傾向は今後も加速化していくものと考えます。その中で、企業の経理人材に十分なリソースを割くことはできず、結果経理に対するマインドは、今までの主流であった「自計化」から「多少お金を払っても不要な作業はアウトソースし、本当に必要な経営課題にリソースを投入する」=「経理業務は極力効率化、省力化」するマインドへシフトしていくものと思います。このような経営課題に対して税理士が行うことのできるサービスとして、今後私が構築していきたいと考えているのは、中規模企業向けの経理業務効率化コンサルティング、具体的には「クラウド会計×RPA×AI」により経理業務を段階的に自動化していき、最終的にはすべての経理業務を税理士事務所へ切り出し、絶対に省略できない税務申告業務とセットで税理士が一元管理するような体制を構築する経理コンサルティングです。今後、自社に1人以上経理を置く、という常識は覆り、再び税理士へ丸投げするのが経営管理を行う上で常識となる可能性も想定されますので、これらの時代に先駆けて、この移行期のコンサルティングが行えるような準備が必要と考えています。

まとめ

以上、税理士が顧客から求められることのうち、特に重要と思われるものを3つ挙げさせていただきました。税理士という職業にかかわらず、やはり起業を考える上では自分がやりたいと思うサービス、自分が提供することができるサービスに目線が偏ってしまい、本当は顧客が求めていないサービスを形成してしまう可能性が考えられますので、この「顧客目線」を常に意識しながら(プロダクトアウトだけではなく、マーケットインを意識しながら)新しいサービスの開発を進めていく必要があると考えます。

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