開業準備中に考えておくこと③開業のデメリット・不安を洗い出す

みなさん、こんばんは。開業準備中に考えておくことシリーズも3回目となりました。① ②とマーケテイングの視点から今考えていることについて記事を書きましたが、今回③は、今一度独立開業に踏み出すうえでのネガティブな面にスポットを当て、これを認識したうえで改めて独立開業への準備を進めていきたいと思います。

開業のデメリット①:収入が不安定となること(ちゃんと食べていけるか)

独立開業後は、雇われ時代のように毎月安定したお給料が入ることはなくなります。開業直後は顧客も0=収入0の状況からのスタートとなり、本当に今後食べていけるのか、不安が募ります。やはり、この点が独立開業に踏み出すことを躊躇させる最も大きな問題と思います。これを解消するために、独立開業前の勤務先からお客様を連れていき、最初から安定収入を確保するようなことができればいいのかもしれませんが、世の中の会計事務所の大半はそのようなことを許容してくれる懐の深い事務所ではないと思います(お客様からのご好意で継続させていただけることはあるかもしれませんが、ごく少数だと思います)。そのため、私は開業直後はほぼ顧客0であることを前提に、このデメリット(不安)に対して

・一日も早く安定顧客を獲得できるよう、マーケティング、サービス開発について開業前から学習、試行錯誤を繰り返していく

・独立開業後、1年半は無収入でも経営(生活)を継続できるよう、運転資金の確保(貯金及び日本政策金融公庫からの借入)をする

ことにより、なんとか1年半のうちに経営を軌道に乗せられるよう、努力していきたいと思います。

開業のデメリット②:自分ひとりで業務対応すること(労働時間がより増加しないか)

次に不安となる点は、ひとりでちゃんと業務を回せるか、そして費やす労働時間を雇われ時代よりも減らすことができるか、です。私は当ブログのトップに記載させていただいている通り、人生の真のワークライフバランスを確保するために独立開業することを1つの目標としています。そのため、何としても独立開業後に365日疲弊するまで働くような事態(一時的には対応できると思いますが)長期的には、このデメリットは必ず解消したいと考えています。

現在考えている対応策は、

・開業仲間を増やし、横連携を強化して、ピンチの時は助け合う

・楽しい、やりがいのある仕事となるように心掛ける(仕事というよりはライフワークとできるようなサービスを考える)

・自分自身に制約条件を設ける(夜10時以降、土日のどちらかは「仕事」はしない)

幸いにも税理士という職業は独立開業する人間が一定程度いるため、すでに独立開業して軌道に乗せ、勤務時代よりも楽しそうに働いている諸先輩方がたくさんいます。諸先輩方の働き方を参考にしながら、この課題に対応していきたいと思います。

開業のデメリット③:自分が訴えられるリスクがあること(思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性があること)

独立開業後は、業務上生じるすべてのリスクについて、今までは所属事務所が背負ってくれていましたが、今後はこの責任・リスクに対して自分1人で対応しなければならなくなります。税理士事務所の経営という観点で想定される代表的なリスクは、

・クライアントとの意思疎通の不備や単純ミスが原因で税務申告処理を誤り、クライアントから訴えられる

・顧問先が実はまっとうな会社ではなく、悪事に加担させられる(顧問税理士として最悪同罪と判断される)

などが想定されるかと思います。

やはり独立開業後は慣れない業務も生じるためミスが生じる可能性も高くなりますし、売り上げが欲しさに少し危ない橋と自覚していても、わたりたくなることがあるのではないかと思います。このデメリット(リスク)についてどう対応していくかは、①にも記載しましたが、事務所の横連携を深めて、知見のある諸先輩方に頼る方法や、1人であることを前提としたセルフチェック体制を構築することなどを考えていますが、こちらの具体的な対応方針は現在検討しています。また、来月に税理士賠償事案に関するセミナーを受講する予定ですので、それらの情報を含め、これから対応を考えていきたいと思います。

まとめ

以上が、私が考える独立開業時に想定されるデメリット(不安)です。改めて文字に起こしてみて実感することは、税理士事務所の開業について回るリスクというのは、(極論ですが)その日の業務に生死がかかっているようなスタントマン、カーレーサー、パイロットのような職業でもないし(もちろん、人生をかけて起業された社長様を全身全霊でサポートする覚悟ですが!)、借金を背負ったとしても、人生を棒に振るような金額にはならないため、とてもポジティブにとらえれば、「まあ、もし失敗してもなんとかなる」ものなのではないでしょうか。(一方で、そんな甘いものではない、と兜の緒を締める所存ではありますが)

今後、開業準備中そして開業直後には、この不安な気持ちが高まることは何度もあると思いますが、「もしもダメだったら、また体一つで働けばいいだけの話だ」と言い聞かせて、2020年1月1日の独立開業へ踏み切りたいと考えています。

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