ダブルライセンスについて

本日は税理士資格保有者、又は税理士を目指している方が必ず1度は考えるダブルライセンスについて、そのメリット・デメリットを中心に考えて行きたいと思います。

ダブルライセンスとは

ダブルライセンスとは、その名の通り複数の資格を取得している方を指します。特に多いケースとして、主たる業務としている士業の資格に加えて、周辺資格をもう1つ取得するのが多いかと思います。

税理士であれば、社会保険労務士、中小企業診断士、FPなどを取得するケースが多いです。また、弁護士、公認会計士のように元々税理士になれる権利を持っており、自然発生的にダブルライセンスの方もいます。(税理士も登録すれば行政書士になれます。)

ダブルライセンスのメリット

ダブルライセンスのメリットは、やはり「相乗効果」かと思います。

社会保険労務士がキャリアコンサルタントを取得することにより人事のスペシャリストとしての専門性がより高まりますし、税理士がFPを取得すれば、資産運用のスペシャリストとしての専門性が高まります。

また、このような専門性に関しての相乗効果だけではなく、単純に周辺分野の守備範囲を広げることもできます。例えば、中小企業の人出不足を解消することを目的に、1人2役以上をこなすために税理士+社会保険労務士を取得することにより、経理、人事の分野を幅広くサポートできる専門家となることもできます。

ちなみに、私が最初に勤めた会計事務所の所長(業界では有名な先生です)は、税理士、社会保険労務士、FP、行政書士の資格を保有し、起業家が、まさに何でも相談できるワンストップサービスを1人で提供している方でした。

ダブルライセンスのデメリット

ダブルライセンスのデメリットとして、私が考えているのは、以下の点です。

・コスパがいまいち(時間、お金とそれにより得られるメリットが釣り合っていないように思われる)

・(特に税理士は)1つの資格だけでも独占業務がとても広範囲なのに、さらに業務範囲を広げると器用貧乏になってしまう可能性が高い

そのため、ダブルライセンスを目指すのであれば、これらのデメリットをどのようにリカバリーするかが重要と考えています。

結論

やはりダブルライセンスはその「組み合わせ」が重要と思います。特に守備範囲の税理士がダブルライセンスを考えるのであれば、より守備範囲を広げるような資格(社会保険労務士、弁護士、司法書士など)ではなく、相乗効果により専門性を強調できるような資格取得を目指すべきと考えいます。

「10年後の仕事図鑑」では、今後AIに業務を奪われないためには、3つの分野で100人に1人(「1/100」×3=100万人に1人)の人材になる必要がある、という旨の記載がありました。税理士は日本に約7万人おり、新規受験者数は下がっているものの、登録者数は(高齢化しても辞める人は少ないため)今後も増加傾向にあると思います。今後税理士として生きていくためには、税理士の中で、でさらに専門性の高い100人に1人の人材となっていかねばならないのだと思います。

前置きが長くなりましたが、私は、税理士としての付加価値をより高めるために、ダブルライセンスの取得を決意しました。相乗効果を生むことができる資格として現在勉強しているのが「ITストラテジスト」です。「ITストラテジスト」とは、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者を指します。

私は、今後高度IT化していく税理士業界で、特に「経理×IT(ゆくゆくは「×AI」)」での業務効率化を1つのサービスの柱に考えています。ITストラテジストは起業の経営戦略、ビジネスモデルに基づき様々なITツールを提案することが主な業務となりますが、私は税理士業としての「経理」の守備範囲にこのITストラテジストの「IT」ツールをかけ合わせて、相乗効果を生むダブルライセンスを取得したいと考えています。

いろいろと書きましたが、実は動機は単純で、税理士×ITストラテジストという方がネット検索する限り1名しかいらっしゃらなかったのと、名前もかっこいいし、受けてみようかな、という軽い気持ちなのが本音です。

このITストラテジストの試験が今週末(10/20)にあり、、、鋭意勉強中です。試験の結果はまた12月の中旬に発表させていただきます。

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