サラリーマンの節税①ふるさと納税制度
気づけば今年も11月の中旬に差し掛かり、残すところ約1ヶ月半となりました。娘も1歳3か月となり、年を追うごとに月日が流れるのがどんどん早くなっているように思います。
本日は、既に実施済みの方も多数いらっしゃると思いますが、検討すべきサラリーマンの節税①「ふるさと納税制度」に関する解説です。
ふるさと納税制度とは、応援したい自治体に寄附を行うと、一定額が所得税(及び住民税)から控除=差し引かれる制度のことです。寄付金としてお支払いした金額△2,000円の金額(10,000円であれば、△2,000円した8,000円)が、税金から控除されることとなります。これは、本来自分の住む地方自治体に納めるべき住民税を、全国どの地方自治体にでも納められるよう創設された制度であるため、厳密な意味では「節税」ではないかもしれませんが、追加で支払ったこととなる2,000円以上の価値のお礼品を入手することができるため、ぜひとも活用したい制度です。
このふるさと納税制度について、2019年度は特に気をつけなければならないポイントが増えていますので、改めてまとめていきたいと思います。
ふるさと納税活用のポイント①制度の対象となっている自治体か確認する(New)
ふるさと納税制度に関して、2019年6月に改正が行われました。なにが変わったかというとふるさと納税による寄付を募集するために過度な返礼を行う自治体が多発したため、適正な基準(寄付額の3割以下)かつ、自治体の特産物を返礼品としている自治体のみが、総務大臣の指定を受けることができ、この指定を受けることができた自治体への寄付だけが、ふるさと納税の対象となります。(納税者の立場としては、改悪となります( ;∀;))
2019年11月現在、この指定がされていない(ふるさと納税制度の対象とならない)自治体は、以下の4つです。
・大阪府泉佐野市 ・佐賀県みやき町 ・静岡県小山町 ・和歌山県高野町
これらの自治体に寄付を行ったとしても、寄付金控除の対象とはならないため、留意が必要です。
なお、返礼の品の検索には、個人的にはさとふるがおすすめです。
(さとふる)
ふるさと納税活用のポイント②ふるさと納税ができる限度額を確認する
ふるさと納税の返礼を検索していると、ネットショッピング感覚であれもこれも欲しくなってしまいます。昔は旅行券や電化製品、商品券など、今もA5ランクの肉、特選いくら、お米など、実に食欲をそそる品物を返礼とする寄付金の募集がたくさんあります。寄付金(=節税)という感覚から、ついつい財布のひもが緩くなってしまうものですが、ふるさと納税制度は、その年の自身の所得から算定した限度額が存在するため、この限度額を超えて寄付をしてしまった場合には節税どころではなく、追加で節税とならない寄付金を支払ったことになって損をしてしまうこととなります。必ず限度額を確認の上、その範囲内で寄付を行う必要があります。
限度額の目安は以下となります。(総務省 ふるさと納税ポータルサイトから転用)
限度額の範囲内で、ぜひ返戻品選びを楽しんでいただければと思います。
ふるさと納税活用のポイント③クレジットカード、ポイントの利用
ふるさと納税の活用に際して、見落としがちなのがこのポイントです。寄付金(税金)=現金での支払いと考えがちですが、現在、多くのふるさと納税ポータルサイト経由で、クレジットカードによる支払が認められています。どうせ支払う税金ですから、ポイントを貯めて(または使用して)よりお得効果を増やしたいものです。
私のおすすめは、楽天市場です。楽天市場でもふるさと納税対象の自治体の一部が出店しており、この楽天市場でのお買い物として寄付をすることができます。楽天市場でのお買い物となりますので、当然ながら楽天ポイントが付与されます。さらに、楽天お買い物マラソンの期間、かつ5の倍数の日などに寄付を行う場合には、10%以上のポイントが付与される可能性がありますので、ぜひ活用を検討していただきたいと思います。また、楽天ポイントにより支払いを充当することもできるため、実質的には楽天ポイントで寄付金(=税金)を支払うこともできます。
期限の迫っているポイントの活用に迷っている場合には、おすすめの使用方法です。
最後に
ふるさと納税制度はすでに多くの方に周知され、活用されている方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、中には寄付したことで満足してしまい、寄付金の受領書をなくしてしまい控除が受けられなくなってしまったり、年末調整手続き、確定申告手続きを失念して控除が受けられず、損をしてしまう方もいらっしゃいます。寄付金を支出した際には、確定申告(特例手続きが可能である場合には年末調整)をするまで気を抜かずに(申告までが遠足です)、手続きを実施する必要があります。
KRYも、2019年はサラリーマン最終年となり、来年以降の収入は不確定要素が多くなりますので、生活するための食料品、特にコメや野菜を中心に今年の特産品を選んでいきたいと思います。
やはりおすすめは幼少時代を過ごした鹿児島の特産品、「鳥刺し」です。
ぜひ、ご検討ください。
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